小さな幸せ

日記、雑記、日々の事をそのまま書いています

昔話~人生最悪の日~2

前回の続きから。

 

 

朝、いつもの何気ない会話をして

 

私は二度寝に突入(これが1つ目の後悔)

 

ダンナは前日から「皮膚科に行って塗り薬をもらってくる」と言ってたので

 

私が寝ている間に多分、出かけたと思うのです。

 

そして、私が目が覚めたのが確か10時半は回ってたかと思います。

 

起きてダンナがいないので「あぁ、予定通り病院行ったんだな」と思い

 

私はシャワーを浴びに(2つ目の後悔)

 

 

多分、私がシャワー浴びている間に帰ってきたんだと思います。

 

全く気がつきませんでした。

 

シャワー浴び終わって、着替えて部屋へ戻ると

 

ダンナのジーパンが脱ぎっぱなしで置いてありました。

 

ですけど、人の気配が全く感じられないので

 

私は呑気に「ジャージに着替えてコンビニでも行ったのかな?」と思っていました。

 

何気なく台所へ行くと、飼い猫がトイレの前で座ってて

 

私の顔を見て小さく「ニャー・・・」と鳴いた瞬間

 

心臓がドキッとして、トイレの中にいる?と。

 

そこからは少しあやふやな記憶でもあるのですが

 

トイレのドアを開けようとしました。

 

鍵がかかってます。

 

頭の中は「どうしよう、どうしよう」とパニック。

 

コインで開けられるタイプのドアだったので小銭でドアを開けました。

 

開けた瞬間、便器に座ってるダンナが崩れ落ちて半分外に。

 

ハッキリ覚えているのは、手に持ってたスマホが左手から落ちていくのを

 

スローモーションのように見えていた事です。

 

多分、名前を呼んでいたと思います。

 

頬を軽く叩いていたと思います。

 

自然と脈を確認していたと思います。

 

頬を触った瞬間に

 

「あぁ、ダメなんだ」と

 

「大丈夫、目をひらく。帰ってきてくれる」の

 

両方の感情でした。

 

でも頬が、体が、もう既に冷たくなりかけていたんです。

 

脈もなかったのです。

 

 

どうして二度寝したんだろう。

 

どうしてシャワーなんか浴びたんだろう。

 

「たられば」なのは分かってても

 

しなければもしかしたら・・・この二点が今でも大きく後悔しています。

 

 

次に救急車を呼ばなければと思い、119番。

 

電話で「ご主人を横にしてください。出来ますか?」と言われ

 

「無理です。外に出せません」の繰り返しだった気がします。

 

 

多分、救急車が到着するまで5分もかからなかったんだと思います。

 

でも私には1時間・・・2時間にも感じたと思います。

 

救急車のサイレンの音が聞こえた時は安堵とやはり不安が僅かにありました。

 

 

 

今回はここまでにします。

 

読んでいただいてありがとうございます。